アメトークの「本屋で読書芸人」で紹介されてすぐ図書館に予約入れたのが
やっと順番がきました。

グリコ・森永事件を題材にした小説「罪の声」
1984年の当時、私は10歳で大阪市内に住んでいたから
「どくいりきけん」のお菓子の話や
事件後パッケージにフィルムが巻かれるようになったこと
キツネ目の男などが小説を読むにつれリアリティと迫力に圧倒されっぱなし。

子どもに脅迫文を録音させた犯人が居ると言うこと。
そんな視点から始まり点と線が繋がっていくので
結局途中で本を閉じることが出来ずに一気に読み終えました。

グリコ・森永事件での脅迫電話の録音テープの声の主である「犯人の子ども」が成人して家庭を持ち普通に暮らしていたのに
その録音テープを見つけて自分の声だと気がつく事から物語は始まります。

「グリコ・森永」という企業名自体は変えられているけれど
事件発生から時系列に本当の事と小説部分が絡み合って
ホンマにこうだったかも知れないなと思える犯人像でした。

以上、紗吉のひとりごと『グリコ・森永事件小説「罪の声」』でした。
ページトップへ