夜間授乳の大切さなど。

桶谷式では断乳まで夜中の授乳も3時間以内に続けることを勧めています。

3時間以上飲ませないと母乳は歴然に質が落ちます。
特に夜は体が休まっている分、たくさんの母乳が製造できます。
夜中飲ませないでいると、母乳がおっぱいの中に溜まったままになるので
ママの体が
”母乳を飲んでくれない＝もう作らなくていい”
と勘違いしてどんどん母乳製造量が減ってしまいます。
そうすると母乳製造のホルモン分泌の代わりに黄体ホルモンが出始めて
生理が 再開します。

私は出産後、2ヶ月で生理が再開しましたが、
3ヶ月目で桶谷式に出会ってから 現在産後1年半の断乳するまで
来ませんでした。
桶谷式で母乳育児していると1年ぐらいは生理は再開しないそうです。

せっかく美味しい母乳のために工夫してご飯を作っても、
おっぱいの中で溜めたままにしておくと濃度が濃くなっておいしくありません。
美味しい母乳は消化が良いので3時間ぐらいしか持ちません。
紗吉の息子の修也は断乳するまで3時間おきに欲しがって
夜中に目を覚ましていました。
でもお昼間よく遊んで疲れてたら 美味しいおっぱいあげても、
修ちゃん爆睡して朝まで起きない時があります。

修ちゃんが爆睡して寝ていても、
紗吉のおっぱいは3時間おきに準備するので
紗吉自身は目が覚めてしまいます。
もう1年以上3時間おきのリズムにしているので今では全然平気になりましたが、
3時間のリズムがつかめなかった頃は、目覚ましをかけていました。
そうしないと私自身がおっぱいが張って痛くなるからです。
紗吉の旦那は目覚ましがなっても絶対に起きないのでガンガン鳴らしていました。

修也と旦那と3人で同じ布団に寝てるので（修也が真ん中）
寝たままおっぱいをポロッとだして、修ちゃんの口の側まで持って行くんです。
そしたら修ちゃんは母乳の香りが伝わるのか、目を覚まして、
ごくごく飲んでくれます。もちろん眠いので、飲んだ後はまたすぐ寝ます。

私は3ヶ月まで、修也が直接乳首を吸ってくれなかったので
搾乳器で搾乳して、ほ乳瓶に詰め替えて授乳していました。
桶谷式を知らなかったし、妊娠中お菓子などを控えていた反動が来て
好き放題食べまくっていたし、晩ご飯も母乳には栄養のある物を！ と
思っていましたからバクバク食べていました。

当然夜中はおっぱいが溜まるのでパンパンに張っていましたが
眠たいのに搾乳できないわ。とミルクを与えていました。
そうすると、朝起きたら、母乳パットはゼリー状になるほど母乳を吸収し、
パジャマには漏れだしているし、ふとんにもシミが付くほどになっていました。

これを私は母乳がいっぱいでてる。うれしいなと感じていました。
そうしている間にどんどん母乳の量は減っていきミルクの量が増えたのです。
そして生理の再開となったわけです。

現在、紗吉は夜中遅くまでＨＰの運営などでパソコンの前に座っているので、
修也もなかなか寝てくれません。夜中12時頃まで起きています。
そんなわけで寝させるときの母乳の次は3時頃になります。
寝させるときと夜中の授乳は添い寝して、添い乳です。
紗吉の旦那は6時に出勤するので5時には起きますが、 修也は寝ています。
起きるのは旦那が出かけた後1時間以内です。
紗吉はその時間、またパソコンをしているので、
その時はちゃんと抱っこして あげています。

修ちゃんがどうしても起きてくれないときは、3時間おきに搾って捨てます。
そうしないとどんどん質が落ちるし、
母乳は溜まってばかり居ると 乳首に刺激が伝わらないので
分泌が少なくなってきます。

もしあげられなくて朝を迎えた場合は、すっきりするまで搾ってから授乳して下さい。
搾っても朝は体力が有るのですぐ製造できますよ。
赤ちゃんも夜中飲まなかったので空腹で強く吸ってくれますから
搾った後でも刺激が強い分、母乳は涌いて来ます。

ママが夜ご飯に脂っこい物を食べると赤ちゃんは夜起きてくれません。

さっぱりした美味しい母乳をあげると3時間で消化してお腹が空くので
泣いて起きます。ママも赤ちゃんが泣けば起きられると思いますが…

私の赤ちゃん夜中起きないの…と言うママさん。
赤ちゃんを寝かしつけるときにミルクを追加していませんか？
ミルクは腹持ちが良いので夜中起きなくなりますよ。

夜中あげなくて朝を迎えたら、夜中は体力も使わないし、
晩ご飯を沢山食べる 傾向があると朝起きたときには
おっぱい張っていることが多いと思います。
そのおっぱいは質が落ちた母乳ですが、すっきりするまで搾乳して置いてから、
朝最初の授乳をします。
夜足りなくなったらこの搾って置いた物を湯煎で温めてあげて下さい。
こうすればミルクの追加量は減ってきますし、
結果的に母乳のでた分が増えた計算になるので徐々に増えてきますよ。
ミルクをお腹一杯飲むと赤ちゃんは真剣におっぱいを吸いません。
腹八分目でミルクをあげていればお腹の空いた赤ちゃんは、
3時間ぐらいで欲しがります。
その時吸わせれば空腹の時の吸う力は強いし、
真剣に吸ってくれるので おっぱいに良い刺激が伝わって、
母乳製造に役立ちます。
毎回、母乳の後ミルクを足すという方法は母乳の量が減ってしまいます。
極力、哺乳瓶を使う回数を減らし、乳首を時間構わず吸わせて下さい。
哺乳瓶の乳首の方が楽に吸える事を知った赤ちゃんは、母親の乳首を真剣に吸わなくなります。

普段は前の授乳から3時間ぐらい経つとおっぱいが準備を開始しますが
脂っこい物や、甘い物を食べると紗吉の場合、
1～2時間の内にズキズキしてきます。
こんな時はとても3時間も待てないので、すっきりするまで、搾ってから
修ちゃんに「おいしくないけど吸ってね」とお願いして吸って貰います。
でも明らかに不味いときは絶対に吸ってくれないので、乳腺炎の手前になります。
仕方なく、乳房マッサージに行って母乳をきちんと搾りきってもらいます。

質のよくない母乳が溜まっているときは、おっぱいが風船みたいに パンと張っていて、
乳首も吸い付きにくくなっています。
乳首を軽く引っ張ると伸びます。赤ちゃんは口の中で舌を使って乳首を引っ張り、
搾りながら飲むのでおっぱいが張ると、
乳首や胸全体が固くなり吸い付きにくいです。

授乳の理想は赤ちゃんが飲みたいと思ってママの乳首に 吸い付いたとき、
おっぱいが刺激を受けて母乳を製造することです。
もちろん最初吸い付いたときおっぱいの中は0ではありません。
どんなに上手い乳房マッサージの人が搾っても空になるまでは絞れないし、
そんなことする必要もありません。

紗吉の場合は修ちゃんが、ふにゃふにゃのおっぱいを吸い始めると、
脇の横のほうからつんつんした感じがしてきて、
血液が母乳へ変わり、 出てきたな！母乳製造開始！って分かります。
まさに出来立て新鮮な母乳で、それんな母乳を飲ませてあげることが
赤ちゃんにとって一番いいのです。

紗吉はおっぱいが張って固いときは搾って捨ててます。
あと、脂っこい物食べた後はおっぱいがズキズキちくちくして痛くなるので
その時も搾ってます。
母乳を作るホルモンが出てる間は搾っても枯れてしまうことは無いです。
ママが上手に搾っても赤ちゃんの吸う刺激が加わると母乳溢れてきますよ。
赤ちゃんが飲みたい分だけ、飲みたい時に母乳が出るのが一番ですよ。
完全受注生産です。在庫はいりませんし、大量生産する必要もないです。

それとね、修也だけかも知れないけど、
紗吉がテレビ見ながら授乳すると 怒った顔をします。
ボケーと上の空で考え事をしながらだと、乳首をくわえたまま引っ張り怒ります。
紗吉がしゃっくりしているときに授乳するとひっくひっく言う度に
紗吉の顔をニヤニヤ しながら見つめちゃんと飲んでくれません。
赤ちゃんに授乳する十数分は赤ちゃんの顔を見ながら、授乳に集中しないとダメ。
ママと赤ちゃんが一番くっついてスキンシップしてるときに
他のことをすると 赤ちゃん敏感に察知しますよ。

ママが不安そうな顔をすると赤ちゃんも不安になります。

あせらず1つ1つ勉強 する気持ちで頑張ればママの自信にもつながります。
心配なことが有れば誰かにアドバイスを求め
心身共に疲れすぎないことが大切です。 焦らず、のんびり育児を楽しんでね。

赤ちゃんが元気でかわいくニコニコしていれば母乳は足りています。
泣く度に頻繁に吸わせていれば月齢が進んでくるに従って
赤ちゃんの欲しい量と、 ママが作る量が同じになって
注文を受けてから（赤ちゃんが吸い付いてから） 生産する（母乳が作られる）
という完全オーダーに変わってきます。
食事に気を付けて、新鮮できたての母乳を授乳してあげて下さいね。