昨日はWOWOW無料放送の日で「80年代女性アイドルソング 中森明菜ベスト20」を観た。

シングルヒット曲ををジャケット画像だけで仕上げた番組で
CSの深夜によくやっている手法なんだけれど懐かしかったわ。

合間に「ツメ折り!カセットソング」って番宣が。
横にいた修也に「カセットのツメ折りって意味わかる?」と聞いてみたら
そもそもカセットテープの仕組みも
A面B面も、オートリバースもなんも知らない。

そりゃそうだ。CDよりもmp3の世代だ。
カセットのテープが伸びるとか、鉛筆でテープのたるみを直したり、
小さなねじを開けて分解したりとか、そんなことは未知の世界だろう。

そんな話の流れで、第二次ベビーブームの話になり
ふと「第二次ベビーブームの世代って何年ぐらいの話?」と私が口にしたら
「1971年から1974年の4年間って習ったけど」と修也が言う。

えーーー そんな4年間だけの話だったの?
私の生まれ年がベビーブームの最後とは知ってたけれど
10年ぐらいは幅があると思ってたわ。

っていうか、健一さんが1971年生まれで、私が1974年生まれ。
始まりと終わり。マジか!
ウィキペディアで調べたら第二次ベビーブームは「団塊ジュニア」の項目にあり
それはそれは涙無しでは読めないは酷い書かれようで笑っちゃう。

下記、ウィキペディアより「団塊ジュニア」の項目を抜粋・編集。

●学生時代
団塊ジュニアが生まれた1970年代前半は、石油ショックによって高度経済成長が終息。
小学校時代に当たる1980年代前半は、校内暴力が深刻化していた時期で、じめや不登校「落ちこぼれ」も社会問題。
「末は博士か大臣か」という勝ち組の教育も影響して「受験戦争」
大学入試に至っては、「入りたい大学より入れる大学」「現役は偶然、一浪は当然、二浪は平然(一浪は常識、二浪は普通とも)」「二浪で駄目なら専門学校」

●就職期
成人及び卒業・就職の前後となる1991年から1992年にかけて、バブル崩壊。
この為、大学卒業者は就職氷河期に
高校卒業後の受験戦争と相互経験から「不運の世代」
就職活動に失敗し、フリーターや派遣労働者も多く、
旧帝国大学系の国立大学や難関私立大学を卒業した者にさえ、新卒での就職がままならず、中小企業に中途採用も同然の形でようやっと就職。

●壮年期
大卒でもどうにか正社員になれたとはいえ、待遇や労働条件の劣悪
就職先がいわゆるブラック企業、労働環境の急激な悪化
1997年(平成9年)以後は倒産や人員削減のあおりを受けて非正規雇用に追い込まれた者も少なくない。

2010年(平成22年)の35歳から44歳の非正規雇用率は、27.4%(男:8.1%、女:53.7%)
収入が安定せず、将来が不安という理由から結婚しなかったり、結婚しても子供を作るのを躊躇する人が多く、2005年の時点で30歳から34歳の未婚率は男性47.1%、女性32.0%。

2010年(平成22年)の35歳から39歳の女性の未婚率は22.4%で過去最高を記録している。
正社員であっても賃金が削減され、少数精鋭でサービス残業が増えたことや、可処分所得が低下したことなどの原因により、バブル世代のような消費の牽引役とはならなかった。

将来への不安から消費には消極的で、財布の紐の固い世代である。

2010年代に入ると、新たな問題を抱えることになる。既にバブル世代が突入している親の介護問題である。親世代が70代に突入するにあたり、介護を要する世帯が増えると予測されるためである。そのため、社会の中核を担いながらも親の介護のために離職せざるをえなくなる(介護離職)団塊ジュニアが急増し、経済社会に悪影響を与えるとの予測も出ている

●文化的側面
団塊ジュニア世代は自室を所有し、家庭のシングル化の中で育った。
団塊ジュニア世代が15歳を迎えた1980年代後半には、テレビ、ラジカセ、ミニコンポ、電話など情報機器の占有も珍しいものではなくなり、10代の内から多くの情報に触れることが容易に。

ファストフードやコンビニなども普及し、家族と一緒に暮らしていても1人で食事を摂る若者が増えていった。

オタク第二世代(1970年前後生まれ)の後半に重なり、アニメ、漫画、コンピューターゲームといった1980年代の若者文化を担った。

小学生である1980年前後にはガンプラの大ブームが起こり、中学校入学前後に当たる1980年代半ばには、漫画発の流行としてキン消しやチョロQが流行し、映像文化では角川映画や大映ドラマが最盛期。

中高時代に当たる1980年代後半には、ファミコンと夕やけニャンニャンの大ブーム。

団塊ジュニアの思春期に当たる1980年代はワープロやゲーム機が普及した時期で、MSXなどのホビーパソコンを買い与えられたり、PC-9801など家庭で所有するパーソナルコンピュータに馴染んだ者もいる。

●家族像
「2児の親、夫が働き、妻は家を守る専業主婦」という標準世帯(家族の55年体制)が定着していた頃に生まれたため、この家族像への憧れを持っている。
しかし、社会が低経済成長ないしマイナス経済成長の時代へと変化したため
、標準世帯を実現することには困難を伴う状況。

専業主婦の妻や子を独力で扶養できるだけの経済力を持っている男性は減少しており、専業主婦としての子育てを望む女性と、夫婦共働きでの収入と生活水準の確保を優先したい男性の家族像のミスマッチが結婚難に拍車を掛けた。

団塊ジュニアが思春期にあったバブル景気時代は、「三高」や「キープくん(アッシー・メッシー・ミツグ君)」といった造語が流布していた時代であり、消費文化の中で女性のために男性がリードするという価値観が煽られていた時代であったが、バブル崩壊後は男性の経済力の低下によって、従来の男女関係の価値観は劇的な変容を迫られることになった。

「高校・短大、専門学校、高専・大学・大学院を出て正社員として働き、奥さんを迎えて子供を作り、幸せな家庭を作る」という昭和後期から1990年代初頭までは王道とされていた家族像のモデルは崩壊。

収入が少なく、またいつ収入が途絶えるかもわからない非正規雇用の身にとっては「婚前妊娠」も含めて子をもうけることは大変にリスクの高い行為である。「生活水準を落とせばいい」というレベルを超えるほど下位層の貧困が進んでいるため、親との同居を続けざるを得ない独身者や、フルタイムで働いているにもかかわらず貧困に陥る(ワーキングプア)独身者が増加している。

出産適齢期である20代後半が完全に「失われた20年」に巻き込まれてしまった為、結婚できない者や結婚しても子供を産まない者が増えたこと、価値観や時代の変化に伴い独身を貫くことや結婚はしても子供を持たないという夫婦像が1980年代後半以降の日本でも定着したことにより、第三次ベビーブームが起こるどころか、かえって2000年から2005年まで出生数が減少するという事態が起きてしまった。

以上、紗吉のひとりごと『第二次ベビーブーム』でした。
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