生駒市で拉致被害者の蓮池薫さんが講演会をするというので観に行ってきました。
12時半開場から10分後の12:40に到着したんだけれど、1階席は満席の立ち見。
2階席は立ち見禁止とのことで、大ホールにはもう入れません。
市民はどんどん来場するんだけれど、誘導する人たちも不慣れでアナウンスしてくれない。
他の部屋数カ所にも椅子並べて音声だけ聞くことも出来ますという事になり
教室ぐらいの大きさの別室でスピーカーからの音声を聞きました。
なので一度も蓮池さんのお顔を拝見できなかったけれど、TVで聞いたことのあるお声で
淡々と北朝鮮で過ごした24年間の暮らしについて語られました。
拉致という特殊な身分であったので、食べ物もあって病院も行けたけれど
情報がない不安な気持ちのまま自由を奪われた状態で生きていくのは想像を絶するものだったと思います。
北朝鮮で生まれた子供たちには「帰還事業で北朝鮮に来た元在日朝鮮人」と言い続け、日本に居た親戚たちは短命で全員他界したとめちゃくちゃな言い訳もしたりして、とにかく子供たちには多くの嘘をついて生きてきたと。
また将来子供たちが工作員に採用されるリスクを減らすため日本語を教えなかったと。
後日お子さんたちも日本に帰ってきたけれど、日本語や日本の生活を習得するのには大変苦労されたと思います。
笑いが起こったのは1カ所。拉致じゃなくて”自分の意思でココに居る”と嘘を言えと言われて
その与えられたシナリオが「デートで海辺を歩いていたら、ボート発見→興味があったので触ってたら→エンジンが掛かり→乗ってみたらどんどん沖に流され→エンジンが壊れ漂流し→日本海で遭難→たまたま通りかかった北朝鮮の漁船に助けられ→平壌に→北朝鮮がすごくいいところだった→ココで暮らすことにした」と。
「横田めぐみさんの家族らの訴えは、数年前までは『早く一緒に暮らしたい』だったが、最近は『意識があるうちに一目会いたい』になった。時間がない」
早く解決してほしいと願います。
以上、紗吉のひとりごと『蓮池さんの講演会』でした。