娘ちゃんは私が台所に立つと豆いすを運んできて眺める。
「これなに?」とか「なに作るの?」と食材や調理法を尋ねてきては納得してる。

で、しばらくして肉の焼けるにおいとか醤油の香ばしい香りが発ってくると
(もう食べられる!)と思うらしく、そそくさと豆いすから降りて
皿やお箸を並べ、自分の食事用のいすを定位置に動かし座り待つ。
いやいや、まだご飯炊けてないし、もう少し時間かかるよ。

以上、紗吉のひとりごと『食いしん坊』でした。
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